ルアンパバーンの魅力の一環として、早朝に行われる「托鉢」が知られています。
これは僧侶が信者からの施しを受ける伝統的な儀式で、毎朝行われているんですよ。
以下の記事では、ルアンパバーンでの托鉢に関する情報をまとめています。
- 托鉢とは具体的に何か
- 托鉢が行われる場所について
- 托鉢の時間帯について
- 実際に托鉢を見学した感想
- 托鉢を見て思ったことや感じたこと
ルアンパバーンの名物である托鉢を体験する際に、ぜひご参考にしてくださいね。
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ラオスのルアンパバーン観光名物「托鉢」について
ラオスのルアンパバーンでは、毎朝行われている托鉢について紹介します。
托鉢とは
仏教の修行僧が日の出前に寺院を出て、信者から施しを受ける伝統的な行為です。
オレンジ色のローブをまとった僧侶たちは、静かに街を巡りながら鉢を持ちます。
信者は食べ物や日用品などを寄進し、僧侶は心を清らかにするために素早く受け取ります。
托鉢の意義
托鉢は僧侶の修行の一環であり、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを重視する仏教の教えを体現しています。
信者にとっても施しをすることで善行を積み、自己成長につなげる大切な行為となります。
基本的に僧侶は若い方が多く、日本でいうと小学生ぐらいの年齢です。
もちろん大人の僧侶もいますが、大体大人になると僧侶を辞めて就職するようです。
ルアンパバーンの托鉢が見れる場所について
ルアンパバーンの町では、托鉢が楽しめる場所が2ヵ所もありますよ。
実際、Googleマップで確認できるんです。2020年にはまだ情報がなかったんですが、最近では登録されたようです。
托鉢が行われる場所によっては、街の様子やお寺の有無などが異なるので、滞在地域に近い場所を選んで訪れるといいでしょう。
托鉢が見れる1ヶ所目
ひとつめは、ワットソプシカラムから学校までの道のり。
地図上では遠くに見えるかもしれませんが、このお寺から出て、道なりに進んでいくと見えてきます。
托鉢が見れる2ヶ所目
2箇所目は街中心に位置するこの場所です。
ルアンパバーンの托鉢の時間について
ルアンパバーンの托鉢の時間については基本的に、朝5時から7時の間に行われますが、時期によって変動があります。
日の出が早い時期はそれに合わせて、遅い時期はそれに調整して行われます。
真っ暗な状態で行われることも多いため、上記の時間を参考にして早めに見れる場所に訪れてください。
実際にルアンパバーンの托鉢を見に行ってみた
筆者自身がルアンパバーンの托鉢を見に行った際の感想はこの後の項目で解説します。
本来であれば朝が苦手な私は行けたらいいな程度でしたが、以前紹介したホテルの宿泊レビューにも書きましたが托鉢を見に行くために歩いて行く観光客の声がうるさくて目が覚めてしまいました。
おかげで托鉢が見に行けたのである意味良かったかも知れません。
私が初めて行った2020年1月と2023年の7月の様子をお届けします。
あたりは真っ暗でこんな感じでお寺に少し灯りがあるような感じです。
このように托鉢する場所は簡易照明があり、一応見やすくはしてありますがそれでも暗いです。
実際この托鉢で施しをしているこの写真の方々は、観光客です。
観光客も売り子から施しを行う上でのお供え物を購入することができます。
物にもよりますが、80,000キープ(約600円)ぐらいでした。
どれぐらいの量でどんなものが入ってこの金額かは分かりませんが、売られているものとしてはご飯、お菓子、お花などなど様々です。
一列になりひたすらツボの中に入れてもらいます。
多くなってきたら寄付するような場所もありました。
ちゃっかりそのおこぼれをもらおうとする犬までも…。(笑)
托鉢を見て感じたこと・思ったこと
これより、私が托鉢を見学して感じたことと思ったことを率直に述べたものです。
あくまでも個人的な意見も交えてますのでご了承ください。
ネットでフラッシュ撮影禁止と見たけどマナーの悪い観光客もいる
フラッシュ撮影禁止と知っていたにもかかわらず、マナーの悪い観光客が多く見受けられました。
とあるブロガーさんの記事でもフラッシュ使用は禁止されていると書かれていたのに、観光客が自分の写真を撮るためにフラッシュを使いまくっており、僧侶たちの気配りがまったくないことに失望しました。
特に中国人らしき観光客グループが多く、大型の車で乗りつけてきたグループが多かったためマナーが悪かったです。
僧侶は見世物用の人形ではありません。
それを理解しているならば、フラッシュを使って写真を撮影することは普通はしないはずです。
みんなが自分のために写真を撮ろうとしているので、この点は本当に残念です。
また、僧侶が通る場所には現地の警備員がいましたが、フラッシュに対しては一切注意せず、ただ通路を塞ぐ観光客だけを取り除いている始末でした。
あたりが暗いから托鉢が見づらいことがある
周囲が暗いため、見づらいことが多かったです。
朝早い時間なので当然のことですが、周りは真っ暗で街灯もそれほど多くありません。
托鉢が見にくいところもありますが、そのあたりは街灯が置いてあります。
目が悪い人はメガネなりコンタクトは必須です。
その代わりに朝から鶏の鳴き声や動物の鳴き声がよく聞こえました(笑)
暗いからといってくれぐれもフラッシュを利用しての撮影はしないようにしましょう。
一眼レフやミラーレスならシャッタースピードを上げるか、三脚を使用することで対応できます。
スマホならナイトモードもありますので、フラッシュは必要ありません。
托鉢の開始時間にはばらつきがある
托鉢の開始時間にはばらつきがありました。
とあるブロガーさんの情報を参考に行ってみましたが、2ヶ所で開催される場所によって開始時間と終了時間が異なっていました。
私が訪れたプーシーの丘から5分ほど行った場所では、開始が5時50分で終了は6時10分頃でした。
2023年に訪れた時は6時時点でかなり終わったる感じがあり、おそらく開始時間は5時半ぐらいだったのでしょう。
確実に見たいのであれば、早めに行くことをおすすめします。
托鉢と調べると乞食と出てくる
実際托鉢の意味を調べると、サイトによってはいわゆる乞食ですと出てくるところがあります。
家庭が貧しくご飯を手に入れるのが困難な家庭の子供なのが僧侶になることが多く、施しで生活している家庭も少なくありません。
日本においてはこれに近いものは、全然内容や保証違いますが生活保護でしょう。
なかなか日本では馴染みがないものでもありますが、こうしたのを知った上で見るとより観光名物というより生活をかけた行事だというのが分かります。
ルアンパバーン托鉢は見るのはいいけど最低限マナーを守ろう
托鉢は国によって珍しい光景であり、日本ではなかなか見られないものでした。
そのため多くの観光客が訪れますが、観光客同士のマナーには注意したいと感じました。
2023年に行った際はまだ観光客が回復していなかったため、僧侶がより見やすくどういったものを施しで受けているのかすら見れるような光景でした。
ただ、僧侶たちは貰えるものが少ないという点では、観光客が多く戻る方がいいのかなとも感じました。
ちなみに撮った写真を見比べてみると、明らかに2020年の時は托鉢するエリアが広かったです。
非常に興味深い経験を2度することができ、また人間として成長できた気がします。
ぜひラオスのルアンパバーンを訪れる際には、この托鉢を見学してみてください。
色々考えさせられるものはありますが見て損はありません。