今回ご紹介するのは日本でもたいへん変わった橋がある徳島の県の秘境「祖谷のかずら橋」です。
徳島の山奥にあるこの橋は日本三奇橋とも呼ばれています。
徳島を知っている人でもなかなかこの橋は知らない人もいるようです。
まず最初にお伝えしておくと、高所恐怖症の方は絶対渡ってはいけません。
なんでかって?寿命が必ず縮むからです。(笑)
ちなみに私は高所恐怖症なのを忘れていて現地着いてビビりまくってました。
そんな日本三奇橋でもある「祖谷のかずら橋」へ2018年に行った様子を体験記の形で紹介していきます。
是非四国徳島県に旅行へ行く際の参考にしてみてください。
もし高所恐怖症の人は行かずにこのブログを通していった気になってください。
徳島の山奥にある日本三奇橋の祖谷のかずら橋はどんなところ?
祖谷のかずら橋は、野生のシラクチカズラで編んだ吊橋で正真正銘の天然の橋なのです。
まるで東南アジアの端のような響きではあります。
日本三奇橋の1つとして任命されていて、重要有形民俗文化財にも指定されています。
そのほかは、山口県岩国市にある「錦帯橋」、富山県黒部市にある「愛本橋」が日本三奇橋とされています。(山梨県大月市にある「猿橋」も入る時もある)
愛本橋の代わりに、「祖谷のかずら橋」もしくは長野県木曽郡にある「木曽の桟」が入るかもしれないという説がある。
約800年前に源平の戦いに敗れた平家一族が、剣山・平家の婆での訓練へ通うために架設されたと言い伝えられているそうです。
来場者があまりにも多いため、3年に1度メンテナンスの為に縄が取り換えるそうです。
その間1ヶ月間は橋が渡れなくなります。
橋の長さは、全長45mで幅2m。川面からの高さは14mとかなり高いです。
敷綱でつながれた横木の間は10センチ程離れていて、踏み外せば靴がはまってしまうこともあるぐらい広いです。
なかなかリスキーな吊橋でもありますが、このようなタイプの橋は滅多にありません。
日本三奇橋の祖谷のかずら橋へ行くにはお土産兼観光案内所に車を停める必要がある
日本三奇橋の祖谷のかずら橋へ行くにはお土産兼観光案内所「夢舞台 駐車場」へ車を停める必要があります。
駐車場はお土産兼観光案内所の地下にあるような作りになっています。
そこを抜けないとかずら橋へはいけないという仕組みになっています。
とりあえず中のお土産屋は見ずに、目的地へ向かいます。
秘境地までは意外に距離があり、時間にして約5分ぐらい歩きます。
秘境地ということもあり、ある場所を少し山の中です。
道中向かう途中に、レトロバスとすれ違います。
どうやらホテルの送迎バスみたいですが、なんかかわいらしいデザインでした。
そこに見えてきた光景がこちら。
ドーン!かずら橋!
ちょうどかずら橋の手前にあるもうひとつ普通に車などが通れる石橋があり、そこから撮影した写真になります。
ほんと山の中にありますが、自然に囲まれて綺麗です。
拡大して撮ると、こんな感じ。
ほんとに自然で作られた橋ってのが伝わってきます。
ちょうどお盆で暑い季節でもあるので川に入る子供の姿も後ろに小さく見えます。
かずら橋を渡るために入場のところへ向かいます。
お盆中ということもあり、入場するために案の定長蛇の列です。
どこから入れるんだろうと思うぐらい並んでいます。
待っている間、友人にこれを買ってきてもらいました。
郷土料理でこまわしという料理。
でこまわしとは、里いもやじゃがいも、こんにゃく、豆腐などを串に刺し、ゆず味噌を塗って焼いた田楽のことらしいです。
甘くてコクのあるゆず味噌が、クセになるおいしさです。
リピートもしたくなるおいしさでした。
お値段もお値打ちで300円。もちろんビールにも合います。
もし待ち時間ある方は食べることをおすすめするグルメです。
30分程待ち、ようやく入り口が見えてきます。
漢字で書くと祖谷の蔓橋と書きます。
入り口付近に料金所があります。
この時まで有料だとは知りませんでした。
逆になぜ無料だと思ったのでしょうか、維持費がかかる橋だから当然かかりますよね。
2018年当時は1人500円でしたが、現在は大人:550円、小人:350円(小学生以上)です。
団体の場合、団体割引(20名以上)で大人500円・子供320円。
障がい者割引は大人270円 ・ 小人170円 ※障がい者手帳・療育手帳を提示
ちなみにHISクーポンやJAF会員だと割引があります。
HISクーポンを印刷していくと、少し料金が割引になりクーポン1枚につき1名様まで有効。
他の割引券との併用不可、クーポンは記載の有効期限より1週間有効となり、会計前に提示する必要があります。
大人(中学生以上)550円→500円 こども(小学生) 350円→320円
クーポンはこちら⇨https://his-coupon.com/coupon/44288/
JAF会員には嬉しい割引サービスがあり、会員証を提示すると5名まで割引料金で利用できます。
大人(中学生以上)550円→500円 こども(小学生) 350円→320円
さて支払ったので橋を渡っていきましょう。
高所恐怖症の私が実際に祖谷のかずら橋を渡ってみた
お待ちかねの橋を渡っていきます。
渡り初めて早々、下を見るとまさかの状態に…。
木と木の間がめちゃくちゃ空いてるではないですか。
青色の靴は私の靴です。足位置が一番足の置き場としてはベストです。
普通に足置く場所を間違えると、足が橋の隙間をすり抜けていきそうです。
大の大人がこんな状態になるので子供だと足のサイズが小さいのでより怖いでしょう。
そして何より私はこの橋に着いて気づいたのが、あんまり高いところが得意ではありません。
むしろ高所恐怖症です。
案外観覧車でもビビるタイプです。(笑)
高所恐怖症の方は、渡ることを避けられるのがいいでしょう。
私もこの橋を渡り終えて寿命が5年縮んだと思われます。※個人的な感覚です。
私はカメラを持ちつつ、もう片手で橋の淵を持ちながら歩いていました。
するとさっそうと慣れた旅行会社の添乗員の人が手も使わず走るかのように橋を渡っていきます。
つわものだ、というより職業癖でしょうか。余裕そうな顔をされていました。
高所恐怖症というのもあり、時間がかかり10分ぐらいかけて無事渡れました。
人も多かったしせかされなかったので、ちょうどよかったです。
かずら橋から駐車場のある建物へ戻ります。
駐車場を停めたところの物産館・食堂「かずら橋亭」へ行ってみた
駐車場のある場所へ戻ってきて、お土産を散策。
見ているとこんな商品を発見。
そばアイス!また変わったアイスだなということで即決で購入。
味は栗アイスのような感じで、美味しかったです。
ここでは徳島のお土産を購入することができます。
なかなかどこで買っていいかわからないことが多いですが、ここならたいていの商品がそろっています。
また小腹が空いたなって方には、フードコートも常設されています。
簡単な物であれば食べることができます。
座席数もだいたい50名ほどは収容できる大きさがありますので、連休中でも人が多くても待てば座ることは可能です。
祖谷のかずら橋へ行くための駐車場について
最後にみなさんが気になる駐車場事情です。
冒頭私が説明した駐車場を含めて4つあります。
それぞれの料金と駐車可能な台数をまとめてみました。
かずら橋夢舞台駐車場(1回500円)
かずら橋まで徒歩4分。
私も利用した物産館・食堂「かずら橋亭」が併設されている大型観光施設の駐車場で。
休憩にも利用できとても便利な駐車場です。
かずら橋の中心となる駐車場で収容台数も多いためここが停めれなくなることは割と少ない気がしますが、連休中は混み合います。
住所 〒778-0102 徳島県三好市西祖谷山村今久保345-1
料金 普通車1回500円 バス1回1,570円 中型1回1,050円 二輪自動車1回210円
※いずれも1回の料金
営業時間 <4月~11月>
9:00~18:00
<12月~3月>
9:00~17:00
収容台数 普通車286台
大型バス14台
滝美駐車場(1回300円)
かずら橋まで徒歩4分
道路を挟んで反対側にかずら橋夢舞台があるのでこちらを目指していくと分かりやすいです。
目の前のかずら橋夢舞台よりも料金が安いので穴場的な駐車場です。
住所 〒778-0102 徳島県三好市西祖谷山村中尾
料金 1回300円
収容台数 15台程度
渡り口駐車場(1回400円)
かずら橋まで徒歩2分。
かずら橋に近い場所にあるにもかかわらず料金が安いので、とてもおすすめです。
収容台数が少ないので空いていればラッキー程度で行くのがいいかもしれないです。
喜多パーキング(1回400円)
かずら橋まで徒歩1分。
かずら橋にもっとも近い駐車場ですが、約10台しか停めれません。
もう停めれないと思っていくのがいいかもしれないです。(笑)
祖谷のかずら橋は非常に特殊な高所恐怖症の人殺しの橋だった
今回ご紹介したのは徳島県の日本三奇橋のひとつ「祖谷のかずら橋」でした。
自身初めての経験でもありましたが、徳島へ行くならぜひ一度行って欲しい場所です。
もちろん私のように高所恐怖症の人は、渡るのはやめておいて遠くから眺めるのもありです。
正直かなり怖いです。
ただとにかく自然に囲まれた場所でもあるので、その景色を眺めるだけで癒されます。
あとは秘境好き、橋好き、日本〇〇などそういったところが好きな人なら楽しめるのは間違いありません。
ぜひ四国へ旅行もしくは徳島県へ旅行へ来られる際はぜひこの「祖谷のかずら橋」へ行ってみてください。
ここに来たら満足するに違いありません。