あなたは愛する人を失ったことがありますか?
そして復讐に転じたことはありますか?
そんなボンドが今作品で登場します。
今回はその映画の中で6代目となるダニエル・グレイグ主演の作品、映画「007 慰めの報酬(QUANTUM OF SOLACE)」の作品についてまとめています。
- 「007 慰めの報酬」概要
- 「007 慰めの報酬」キャスト
- 「007 慰めの報酬」のあらすじ
- 「007 慰めの報酬」私がオススメする見どころ
- 「007 慰めの報酬」私が見た感想
- 「007 慰めの報酬」自己総合評価
映画「007 慰めの報酬」のあらすじを結末までネタバレもしながら解説していきます。
作品概要、キャスト・出演者情報、また私が実際に見た感想や評価を紹介しながら簡単に解説します。
007 慰めの報酬 愛する人ヴェスパーを亡くし暴走するボンドに注目 概要について
007シリーズのボンド役ダニエル・グレイグ2作品目となった映画「007 慰めの報酬」。
前作「007 カジノ・ロワイヤル」では愛する女性ヴェスパー・リンドを亡くし、最後今後の敵の1人となるミスターホワイトを銃で打ったところで終わりました。
今作品はその話の続きからとなります。
前作以上に、人間味のある傷だらけのジェームズボンドが描かれています。
上司Mから見放されるところもありますが、注目してご覧ください。
007 慰めの報酬 スタッフ・キャストの紹介
監督:マーティン・キャンベル
原作:イアン・フレミング
脚本:ジョシュア・ゼトゥマー ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド ポール・ハギス
出演:ダニエル・クレイグ(ジェームズ・ボンド)
オルガ・キュリレンコ(カミーユ)
マチュー・アマルリック(ドミニク・グリーン)
ジュディ・デンチ(M)
ロリー・キニア(ビル・タナー)
ジェフリー・ライト(フィリックス・ライターCIA)
ジャンカルロ・ジャンニーニ(ルネ・カルロス)
イェスパー・クリステンセン(Mr.ホワイト)
007 慰めの報酬 あらすじについて
英国秘密情報部MI6の諜報部員であるジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。
話の始まりは映画最後で今後の敵の1人となるミスターホワイトを銃で打った後の話からスタート。
イタリアでミスターホワイトの手下から逃げるべく、アストンマーチンで疾走します。
このカーチェイスのところからスタートします。
いきなり会話なしにスタートするこの映画の展開は、グッと引き込まれます。
かっこいいアストンマーチンがジェームズボンドのように傷傷でボロボロになる姿が残念です。
しかし今後のボンドを暗示するようなところがあります。
007 慰めの報酬 私がおすすめする見どころについて
ダニエル・グレイグ2作品目となった映画「007 慰めの報酬」。
この作品での見どころは、3つあります。
- 復讐心に燃えた傷だらけのジェームズボンドの姿とボンドのスタイル
- 謎だらけのボンドガールでもあるオルガ・キュリレンコ演じるカミーユ
- 愛した女ヴェスパーの彼氏
この観点で意識しながらこの作品を見てもらえると面白いと思います。
復讐心に燃えた傷だらけのジェームズボンドの姿とボンドのスタイル
前作の「カジノ・ロワイヤル」からですが、非常に人間味のあるジェームズボンドになっています。
相変わらずの不死身な感じは変わりませんが、前作以上に傷だらけのボンドになっています。
容姿もですが、何より内面的な心の傷が描写された場面も多く出てきます。
その姿を注目して他のボンド作品を見るとまるで違います。
そして何より前作で殺されたヴェスパー・リンドの復讐でもあるかのように、次々と敵を殺していきます。
あまりにも手掛かりの人を含めて殺してしまうので、復讐に燃えているのではないかと考えてしまいます。
またボンドのスタイルも今作は違います。
今作ではスーツスタイルでいる時間がかなり短いです。
割とラフな感じの私服スタイルが多く動きやすいスポーティな服装が多めの今作です。
しかしその私服スタイルでも似合っているのがボンドの良さです。
ジャンパー、ポロシャツなどなど。
しかし前作よりはスーツ姿の時は、着慣れた印象があります。
ようやく俺もスーツを気に入ってきたかなって感じがしました。
※前作は嫌々感がちょっと伝わってきています。
そして今作品もオメガの時計をアピールしています。
ちなみに今作で着用していたオメガはこちらです。
Omega Seamaster Planet Ocean 2201.50になります。
服もそうですがもうひとつボンドスタイルで1番見て欲しいのが、ボンドカーです。
今作品でも映画序盤でアストンマーチンが疾走します。
しかし映画序盤のカーチェイスで車体がボロボロの姿になってしまうのが非常に残念です。
謎だらけのボンドガールのオルガ・キュリレンコ演じるカミーユ
映画序盤で登場する謎の女「カミーユ」。
この女優さんはこの前後の作品で非常に脚光を浴びた女優の「オルガ・キュリレンコ」です。
今作ではボンドガールとして登場しますが、今までと異なり愛の絡みはほとんどありません。
どちらかといえばお互い傷だらけの心によって引き寄せられてた仲間。
お互いの傷だらけの心を埋めるための復讐というのでマッチしています。
なので珍しくボンドガールとの絡みは最後のキスシーンのみ。
その前にMより強制帰国を命じられ、その際に連れ戻す役目として連れてこられたミス・フィールズと絡みがありましたけどね。
さすがジェームズ・ボンドですよね。
ジェームズボンドが最も愛したヴェスパーの彼氏の存在に行きつく
今作では前作カジノロワイヤルでジェームズボンドが初めて本気で愛した女性としても注目されたヴェスパー・リンド。
その彼氏を探すというのもひとつのポイントになっていました。
前作でジェームズ・ボンドを助けるために自分の死と引き換えに亡くなりました。
そんな彼女が残した手がかりからひとつずつ探していき、最終的にヴェスパーの彼氏と思われている人へ映画終盤で出会います。
ただその正体はなんと敵の諜報員でもあり、その彼氏というのは他の女にも接触していました。
接触していた理由は、欲しい情報を持っている女性の彼氏になりすまし他国の情報を得るためです。
それまで映画の中で散々手がかりとなる人々を殺してきたジェームズ・ボンド。
Mによれば復讐で殺していたのではないかとも言われていました。
しかし最後はMの指示を守り、殺すことなく終わったというのがオチでした。
※でもその映像はないのでもしかしたら殺してなくても半殺し?
ここでヴェスパー・リンドが付けていたアクセサリーを捨てて、ジェームズ・ボンドの心はようやく少し晴れたような感じが見られました。
※少しというのは結局のところまだひきづっているのが後々の作品でわかります。
007 慰めの報酬 愛する人ヴェスパーを亡くし暴走するボンドに注目 私が見た感想は?
今作品007 慰めの報酬を見て感じたことは、前作と違ったより人間味のあるジェームズボンドに感動しました。
前作でジェームズボンド=ダニエル・グレイグに完璧に自分の中で切り替わっていました。
そこの違和感は全くなく、どのようにして愛する人の事を振り切れるかまた彼氏の存在へたどり着けるかというのに注目していました。
映画内最大の敵でもある「ドミニク・グリーン」は、直近のボンド作品の中でボスキャラとしては最弱かもしれません。
戦闘能力がないどちらかといえば頭脳派の敵ですが、冷酷な男として描かれているこの姿はなかなか他にいない存在です。
なので映画内だけでなく現在の世の中にこういう人はいそうというリアル感はすごく伝わってきます。
世界環境や政治家の汚い姿まで描かれているのはとても印象的でした。
前作で疑いをかけられていたマティスに助けを求めてグリーン主催のパーティへと参加します。
しかしそのマティスも敵の陰謀により射殺。帰らぬ人となりました。
敵なのか味方なのか最後までわからない存在がまた気になるところです。
映画「007 慰めの報酬」の自己総合評価は?
最後にこの作品を見て私が独断で自己評価したので締めくくります。
映画「007 慰めの報酬」の総合評価は….。
☆星4.2
その理由は、前作品「007 カジノ・ロワイヤル」とはまた違った要素が多かったからです。
序盤のカーチェイスからの内通者との戦闘シーン。
またヴェスターの復讐に燃えるジェームズボンドと家族の復讐に燃えるボンドガールカミーユ。
お互いの復讐心が違った形で見れたのが良かったです。
正直ジェームズボンドがここまで傷だらけになるとは誰も想像していなかったでしょう。
しかし愛する人のことを許せて、最後は振り切れた姿は良かったです。
007 慰めの報酬 傷だらけのボンドに希望の光が見えた今作品はより人間らしさを感じた
ダニエル・グレイグを2作目となった映画「007 慰めの報酬」。
愛する人を失ったことかた復讐心に燃えるジェームズボンド。
しかし最終的にはここも晴れて、ようやく自分の苦しみから解放されたそんな気持ちが描かれています。
ワイルドなジェームズ・ボンドが見れた作品でもありました。
是非2021年10月1に公開の映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」をご覧の前にこちらの作品をご覧ください。
前作映画「007 カジノ・ロワイヤル」については以下の記事で紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
→ボンドはここから始まる 映画「007 カジノ・ロワイヤル」 ダニエルクレイグ ボンド始動(あらすじネタバレあり)
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