皆さんが旅行されると国内ならホテルか旅館へ、海外ならホテルへ泊まられますよね?
泊まる時に必ず無料でついてくるものといえば、歯ブラシ、カミソリ、石鹸、シャンプーといったアメニティです。
私達はそれらのアメニティを何気なく使っているでしょうが、実はこのアメニティ意外にもお金がかかっているのです。
本記事ではそんな宿泊すると必ずついてくるアメニティの様ざな事柄についてまとめてみました。
これを読めばあなたはアメニティについて詳しくなり、そのホテル、旅館がお客様思いなのかそうじゃないのかすぐわかります。
ホテル・旅館がお客様想いかはアメニティを見たらわかる⁈アメニティ事情について解説
今回はあまりみなさんが注目することのないところではありますが、ホテル・旅館についての裏事情が本当にわかる記事内容です。
正直お伝えしていいのか悩んでしまう内容ですが、せっかくの機会なのでここでお伝えしようと思います。
あくまでも今回お話しするのは、国内のホテル、旅館についてです。
海外のホテルも似てると思いますが、ホテルでのサービスやアメニティへの考え方も違うと考えているのでそちらは別物として今回考えています。
そもそもホテル・旅館のアメニティってなに?
そもそもアメニティとは、なんぞやという人もいるでしょう。
アメニティとはホテル、旅館の部屋にある皆さんが泊まる際に使うであろうモノたちです。
簡単にいえばそれらは物は全て洗面所やバスルーム近くに揃っています。
ちなみに上記の写真はマカオの「ホテルリスボア」さんで設置されていたアメニティになります。
ここでは外資系ブランドでもあるブルガリが使用されてました。
あまりにも高価なものを使用していたのでびっくりというのが本音です。
ちなみにこちらは日本のホテルでもある「ニッコースタイル名古屋」さんで置かれていたアメニティです。
写真を見て分かる通りアメニティの見た目も違っていて、海外の高いホテルはよく箱入りで設置されていることが多いです。
日本も高いホテルでは採用されているところがありますが、ほとんどのアメニティがプラスチック製の袋に入っています。
現在はSDGsの観点からプラスチックを削減した袋などを採用しているホテル、旅館もあります。
具体的にアメニティとはどういうものが該当するのか。
簡単に下記にまとめてみました。
- 歯ブラシ
- カミソリ
- コーム
- ブラシ
- シャワーキャップ
- 綿棒、コットン
- ヘアゴム
- シャンプー・コンディショナー・ボディソープ
- ハンドソープ
- 入浴剤
- 女性用・男性用化粧品(洗顔、化粧水、乳液、化粧落としなど)
etc…..
挙げるとキリがありませんので、ざっと日本でよく使われているアメニティだけご紹介しました。
これらは国内のホテルでよく利用されているモノです。
中には上記商品を有料で販売している一部のホテル、カプセルホテル、ホステルもあります。(現在プラスチック資源循環促進法の制度開始に伴い、有料で販売する施設も出てきています。いずれは無償じゃなくなる時代が来るかも…。)
しかし基本的には無償で提供される場合が多いです。(SDGsの関係で有料にしているホテルもあります)
また原則上記で挙げたシャンプー類(ミニボトルの場合は可能)、ハンドソープ化粧品類を除くアメニティについては持ち帰ることも可能です。
ただし持ち帰り不可と記載あるものは不可です。
ホテル、旅館にあるアメニティとスーパー・薬局で売っている商品とは全く違う!
ホテル・旅館に置いてあるアメニティを見ていくと、なんか見たことないものばかりが置いてあるなという印象でしょう。
実はこれらのアメニティはホテル・旅館専用のモノが多いです。
詳しく見ている人ならわかりますが、袋の裏面の製造元などを見てみるとどこだろっていうメーカーばかりです。
しかしこうした商品の中でも皆さんに馴染みのあるメーカー商品もあります。
例えばお風呂場に置いてあるハンドソープ、シャンプー類、化粧品類です。
実はここには男性女性問わず聞いたことのあるブランドが使われています。
その代表的なブランドは「ポーラ」、「コーセー」、「花王」、「クラシエ」などです。
しかしこの中の商品のほとんどが小売に置いてある商品とは異なります。
※ほんの一部は小売りとして展開はあります。
小売商品と差別化をさせるためでもあるようです。
ホテルアメニティには実はグレードの違いがある
これまでホテル、旅館アメニティとは何か、またアメニティで置かれているのは小売商品とは違うことについて解説してきました。
続いてはアメニティにグレードの違いについてです。
これらはよっぽどたくさんのホテル、旅館へ泊まっていない限り気付きません。
私も高いところから安いところまで、国内にて様々泊まってきました。
その中で少しずつ感じていたことのひとつでもありますが、アメニティ一括りにするとわかりません。
しかしアイテムごとに見ると、意外にも違いがあることに気がつきました。
例えばすごく細かい話になりますが、歯ブラシの毛束の数の違いです。
暇なときに何気無く数えていましたら、物によって毛束が多かったり少なかったりまた場合によっては、毛先が細いものなんてのもありました。
細かな違いがあり、それらがホテルによって違うというのはある意味おもしろいです。
アメニティでホテル・旅館がお客様想いかどうか判別する方法について
ここまでアメニティについて詳しく解説していきました。
最終的に気になるのはどのようなアメニティの種類とグレードがお客様思いなのかです。
ここでは1番皆さんが宿泊の際に使われるであろう、アメニティをピックアップしてグレード別に分けてお値打ちな順番に1、2、3と順番に振ってみました。
そして数字が大きくなるほどお金をかけて、お客様へ提供しているということになります。
意外な違いがあることをここで是非確かめてみてください。
ただひとつ補足すると高いからといって良い、安いからといって悪いということは一切ありません。
その点ご理解いただければと思います。
歯ブラシ
- 日本産以外の歯ブラシ(中国産・ベトナム産)
- 日本産歯ブラシ
- 毛束が多めの日本産歯ブラシ
- 毛先が細めの日本産歯ブラシ
カミソリ(ノーブランド)
- 2枚刃首固定式
- 2枚刃スムーサー付首振り付き
- 3枚刃スムーサー付首振り付き
- 5枚刃スムーサー付首振り付き
※シック・貝印の場合は上記のより上の場合あり
※スムーサーとは髭を剃る時の摩擦を減らす役割をするモノ
ブラシ
- まっすぐのブラシ
- 折りたためるブラシ
- 持ち手にコームもついた折りたたみのブラシ
- 家庭で使うようなゴツい楕円形の形をして持ち手があるブラシ
ポーラ(シャンプー類 商品名)
- シャワーブレイク
- エステロワイエ
- カラハリ
- アロマエッセゴールド
- デタイユ
コーセー(シャンプー類 商品名)
- ナチュリティ
- クエスト
- ジュレーム
- スティーブンノル
花王(シャンプー類 商品名)
- キュー
- フィエスタ
- ラビューティ
- レアーナ
※上記記載商品は基本ネットでの販売となります。気になる方は下記にリンクからご覧ください。
ポーラ各種⇨https://amzn.to/3MaDsuj
コーセー各種⇨https://amzn.to/3Q3XGXW
花王各種⇨https://amzn.to/3rWEDGU
ちなみに上記は全て詰め替え用のボトルでの比較です。
ミニボトルの場合金額はだいぶ上がります。
ホテル・旅館がお客様想いになるほどコストがかかっている
上記でまとめたアメニティは番号が上がることに商品の内容も上がり、その分もちろん商品自体の価格も上がります。
値段も正直様々で銅色の硬貨から銀色の硬貨まであります。※かなり金銭的な表現をぼかしています。
簡単にいえば値段が上がるほど高級感が増すと思ってもらった方がわかりやすいでしょう。
シャンプー類もグレードによりピンキリです。
それぞれの価格差は女性なら感じることができるでしょう、なんせ使用感が商品ごとでかなり違うからです。
しかし物によっては安いものでも使用感がいいことがあるので、これは一概には言えません。
ちなみに上記では紹介していませんが、シャンプー類をミニボトルで提供されているところはそれが1番高いです。
シャンプー類など詰め替え用品を除くとこれらのアイテムは必然的に1人1個、1人1回は必ず使う商品でもあります。
そのためホテル・旅館で人件費、光熱費、リネン代(シーツへ部屋着の洗い代)などを除けば、毎日かかってくる費用なのです。
細かい話をすればホテル、旅館側はいかにこのコストを抑えて利益を出すかを考えなくてはいけない部分です。
しかしここのコスト優先にすると、今度は宿泊する宿泊者側は安っぽい、なんか使いにくい、品質が悪い。
そう感じてしまい、そしてそのホテル・旅館へは2度と泊まらなくなってしまいます。
アメニティにお金かけている=お客様想い
そう考えてもらっても間違いではありません。
利益目線でいくなら、間違いなくアメニティは削ってくるところだからです。
私自身男でもありますが、アメニティが充実しているところは正直また泊まりたいな思ってしまいます。
もちろんそう感じたところは、友人、知人へここ泊まってよかったよおすすめだよと紹介しています。
皆さんも同じくこのように友達とかにも何気なく言っているでしょうね。
そして私はさらにみんなに知ってもらうために、このブログを通して各ホテルを宿泊レビューとして紹介してます。
いかに重要かというのをおわかりいただけるでしょう。
ただ世の中はSDGzの流れで無駄を減らすためにアメニティを減らすところ
現在世の中の流れによってSDGzをしないといけないという考えになりつつあります。
そしてその矛先にもなったのがアメニティでもあります。
実際プラスチックを原料とするものばかりで、それが環境汚染につながっているのではという考えにもなってきています。(大きな声では言えないが、実際のところは思ってるほど影響ない)
またホテル、旅館の清掃の際に、アメニティを使ったか使ってないか判別できないものがたくさんあり、未使用のものでも捨ててるものがあります。
そういった点から実際アメニティの取り扱いを減らしているところもあります。
ただ無くすと顧客満足度低下につながってしまう危険性もあります。
そこで無駄をなくすために導入が増えつつあるのが、ビジネスホテルでは見かけるアメニティバイキングです。
ホテル、旅館で導入しているところは、アメニティバイキングにしたことで無駄をかなり削減できているとのことです。
工夫次第では今まで以上に評判が良くなったというホテル・旅館も多くあります。
ホテル・旅館選びの時にも予約サイト等でアメニティの内容がわかるかも
あなたが宿泊するホテル、旅館の予約の際にも、こうした情報は一部わかる時もあります。
あなたが楽天トラベル もしくはじゃらんnet で予約するなら、そのホテル、旅館の詳細ページにて確認ができます。
今回参考に楽天トラベル の予約サイトを利用して「東京ディズニーランドホテルHOTEL THE MITSUI KYOTO」さんを検索してみました。
※楽天トラベルより引用
ここから真ん中ぐらいにある「写真・動画」をクリックします。
するとこんな感じで客室の写真をはじめとしたホテルに関する写真がいろいろ出てきます。
ここで客室用のアメニティを確認することができます。
ただしどのホテルでも載せているとは限りません。
※楽天トラベルより引用
皆さん大好きディズニー公式ホテル「東京ディズニーランドホテル」を見てみました。
こちらには探してみたのですがアメニティの写真は載っていませんでした。
おそらく夢の国、何が置いてあるかお楽しみにするためでしょうかあえて載せられていないのかもしれません。
ただこのホテルではなく別のディズニー公式ホテルに泊まった際はまあ豪華なアメニティが置かれていました。
ちなみに今回この記事を書くにあたって参考に皆さんでも分かるようなホテルを楽天トラベル最高級ホテル・旅館で検索しました。
しかし意外なことに高級ホテル、旅館ほどあまりアメニティを載せてないというのもひとつわかりました。
勝手な推測ですが、そこを揃えるのは当たり前という考えなのでしょうか。
またアメニティとは別になりますが、ホテルや旅館選びに困ったときはこちらの記事をおすすめしています。
→宿泊歴500回以上の私が教えるあなたにベストなホテル・旅館を見つける5つのコツ
私の自信作でもありますが、ここに記載の5つのことを意識すれば必ずあなたにぴったりな宿を見つけることができます。
そもそも旅行先も決まってないよという人にはこちらがおすすめです。
→旅行先が決まらないあなたへ!旅行先を決める3つのツールと活用方法(私の体験談含む)
3つの方法でどれを使ってもいいです。
これらを使えばあなたもすぐに旅行先を決めることはできます。
私も行先はこの記事で紹介している方法でいつも探しています。
ホテル、旅館アメニティは奥が深い!でもお客様思いかはモノですぐわかる!
もう一度今回のおさらいで確認していきましょう。
- アメニティとはホテル、旅館に泊まった際に使う物(洗面所付近にある物)
- ホテル、旅館のアメニティと小売販売の商品の違い
- アメニティのグレードの違い
- お客様思いの施設か判別する方法そしてその裏側について
4つの観点からホテル、旅館のアメニティについて紹介していきました。
あまり注目されることのない点かもしれませんが、その注目していないところで意外なことがわかってきます。
特に今後ホテル、旅館をはじめとする宿泊業界において最優先にしなくてはいけないお客様は女性です。
女性目線を意識することで宿泊数は必然的に伸びてきます。
そして女性をうまく取り込めたところは今後も生き残っていくはずです。
なぜかって女性に必ず男性陣はついていくからです。
それぐらいお客様想いというのは重要なのです。
ただ最後にどうしても伝えたいことがあります。
今ではアメニティはあって当たり前の存在になりつつありますが、それが今後環境配慮の観点や価格高騰によりアメニティがホテル、旅館から姿を消す可能性もあります。
今置いてあることにありがたみを感じながらぜひ今後宿泊していって欲しいです。
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