今回ご紹介するのは、兵庫県の豊岡市にある国登録有形文化財にも登録されている「オーベルジュ豊岡1925」の紹介です。
このホテル実は元銀行で「兵庫縣農工銀行豊岡支店」として営業されていた跡地になります。
え?どういうことと思いながら私も見ていて写真だけでその魅力に惹かれたので今回友人と3人でこちらの施設へ宿泊をしてみました。
- いつもと違った特殊なホテルへ泊まりたい人(元銀行跡地)
- いつもより良いホテルへ泊まりたい人(2食付き1人20,000円ぐらい)
- 記念日等で利用したい人
- ホテルでゆっくりしたい人
- お酒がとにかく好きな人(ラウンジにて飲酒可能)
- ホテルのご飯を堪能したい人(朝夕付きプラン必須)
- 写真を撮るのが好きな人
本記事では20年11月に「オーベルジュ豊岡1925」へ宿泊した様子、また館内の様子などを紹介していきます。
写真が多めなので、皆さんが泊まる際の参考および見て楽しんでもらえるような宿泊記になっています。
ぜひ宿泊する際の参考にしてみてください。
オーベルジュ豊岡1925 兵庫県の国登録有形文化財で銀行をリノベーションしたホテルへ泊まってみた【宿泊レビュー】
今回2020年11月に「オーベルジュ豊岡1925」へ宿泊をしてきました。
友人と3人で少し変わったホテルに宿泊したいと思って探してたときに目に止まった宿。
まるでなんか違う世界へ来たような錯覚に陥るこのホテル。
それもそのはず。
こちらのホテルは、元銀行で「兵庫縣農工銀行豊岡支店」として長年営業されたままの建物をそのまま使ってリノベーションされたホテルなのです。
ホテルのコンセプトについての説明がこちらです。
1925年は北但大震災のあった年。豊岡の再生が始まった年。
大正最後の年。
世界で、自動車や豪華客船や飛行船、ラジオや映画が普及して生活が激変しつつあった年。
パリ万博の年。
お菓子と旅行カバンとシンボリックな空間で描く豊岡の旅立ちと近代都市への夢。
さあ、「豊岡1925」という駅<メトロ>に降り立ってみよう。
※公式HPより引用
そうなのです。こちらは「北但大震災」が発生した場所でもあります。
そしてそれが1925年に起きてその震災復興建築として、1934年(昭和9年)に建てられたのが、「兵庫縣農工銀行豊岡支店」です。
地元でかなり思い入れ深い建物でもあった場所を再利用して今はホテルとして営業されているのです。
歴史の長い建物だけに非常に楽しみでもあり、元銀行に泊まれるチャンスもなかなかありません。
期待を胸に早速チェックインして行きましょう。
オーベルジュ豊岡1925へチェックイン
早速ホテルへ入っていきます。
15時からチェックイン可能でしたが到着が遅く17時過ぎチェックイン。
駐車場は建物裏側にあるのでそちらへ駐車をします。
外観だけでもおしゃれなのでこれは中も期待できそうな感じと思いながら入っていきます。
今回の宿泊はGoToトラベルで、『一休.com』 を経由で予約しました。
3人で合計88,209円(29,403円)からRelux割引クーポンとGoToトラベル割引を経て、合計51,603円(17,201円)で宿泊することができました。
これにプラスしてGoToクーポンも13,000円分もらえたのでかなりお得に泊まることができました。
2食付きでこの額は最初で最後でしょう。
オーベルジュ豊岡1925スタンダートルームのお部屋
チェックインを済ませると部屋まで案内していただけます。
文化財でもあるのでこの建物にはエレベーターが存在しません。
昔のまま再利用されていると感じたところのひとつです。
こちらの3番の部屋が我々の部屋になります。
このホテルはわずか6ルームしかないため、非常にゆったりと過ごすことができます。
シャワー室から広角に撮った写真になりますが、置くのが備え付けのベット2つに3人の場合は手前のエクストラベットを使っての部屋になります。
そのため4人1室での宿泊はここではできないのです。
2人1もしくはこのように3名1室という形になります。
部屋はその当時を少しいじったような作りになっています。
個人的にこのむき出し感のある天井と電灯の感じが好きです。
白塗りされた壁と天井、そして木色と非常にシンプルな部屋になっています。
もうひとつデスクと椅子があります。
ちょうどこれで3人分椅子が揃いますね。
きちんと冷蔵庫もありますので飲み物があればこちらで冷蔵できます。
こちらは確か除湿機です。使ってなかったので忘れてしまいました。
ここまでお部屋内の紹介をしましたが、あれがなくないと思われたでしょう。
このホテルの客室の最大の特徴は、部屋には一切テレビや時計がないことです。
※テレビは館内にありません。時計はあり
この空間そしてホテルで過ごす時間を大切にして欲しいとのことであえて置かれていないようです。
ちなみに湯沸かし器もありませんが、蛇口を捻ると出てきます。
勝手な想像で銀行をリノベーションして空調が効きにくいとかいてあったのでめちゃくちゃ寒いかと思ったら普通に暖かかったです。(笑)
逆に小物はこだわっていて、クローゼットには国内で唯一木製ハンガーを作る中田工芸社がオリジナルで作ったオリジナルハンガーが使われています。
またエムズシステム社の波動スピーカーも置かれています。
個人的に好きだったのがこの椅子と部屋の鍵で使われていたキーホルダーです。
細かいアイテムだけどこだわった感じが伝わります。
ここへ来る前京都で購入したゴールドのバングルと相性抜群ですね。
オーベルジュ豊岡1925スタンダートルームのシャワールーム
全室シャワーブーススタイルですが、白基調の清潔感のある作りで好印象でした。
シャワーは頭上固定のヘッドシャワーとハンドシャワーの2種類あるので好きな方を選んで使ってください。
バスタブはありませんので、ゆっくり浸かりたいなという人は翌日に城崎温泉に行かれることをおすすめします。
実際私たちも翌日は城崎温泉まで運転していきました。
トイレもシャワールームと同じところにあります。
バストイレ別でない点は気になるかもしれませんが、男3人で泊まりましたがそこまで気になりませんでした。
オーベルジュ豊岡1925のアメニティについて
さて女性が気になる洗面所付近を中心にアメニティを紹介していきます。
洗面所には人数分のコップもご用意いただいています。
個人的に人数分置いてくれてるのは嬉しいですね。
続いてバスルーム内にあったシャンプー類ですが、ルボアの「LA・QUAN・WA」というシリーズのものです。
非常に香りも良く使い勝手良かったです。
続いてはこちらアメニティについてです。
全て箱入りになっている高級感あふれるアメニティです。
左からそれぞれ書いていきます。
- ボディタオル
- カミソリ
- シャワーキャップ
- ヘアバンド
- コットン
- 綿棒
- ヘアブラシ
- 歯ブラシ
十分すぎるぐらいのラインナップです。
またチェックインの際に欲しい方はどうぞということで渡されたのが、このDHCのWAGOKOROという化粧品セット。
女性がもらったら嬉しいですよね。
男3人がもらっても嬉しいぐらいですからね。(笑)
また個人的ですが部屋着としてガウンが置かれてるのは嬉しかったですね。
マカオで着て以来、ホテルにあれば必ず着て寝てます。
オーベルジュ豊岡1925の特徴について
では続きまして部屋以外のこのオーベルジュ豊岡1925の特徴について触れて行きます。
特徴は4つありますので、それぞれ詳しく解説して行きます。
写真も多めに使用していますのでざっと読めるような感じになっています。
特徴を知ってから宿泊するのとしないのでは大きく違いますからね。
特徴①フリーラウンジでドリンクサービスが堪能できる
オーベルジュ豊岡には様々な特徴と特典がありますが、まず1番最初に紹介しなくてはいけないのはこちらです。
アルコールを含めたフリードリンクが朝夜問わず飲めるサービスです。
厳密には夜は22時まで、朝はチェックアウトの時間でもある11時まで飲むことができます。
私たちがついたのは17時過ぎついたので遅れましたが、すでに酒盛りをしているご夫婦のペア(4人)がいました。
なんとウイスキーのボトル2つも空にしてなおもまだ飲んでいる様子。
自分たちの部屋のように飲んでいたのでちょっとなと思ってしまいました。
お酒はウイスキー、ワイン、焼酎、瓶ビールなど種類でいくと20種類以上あります。
これは酒好きの私も興奮して友人とかなり飲んでいました。
身バレするといけないので私の顔はカットしましたが、知多のウイスキーもありました。
なんで未開封を持ってるかといったら、そのご夫婦ペアがまさかの1本まるまる空にしたからです。
特徴②地元の食材にこだわった料理が堪能できる
もともとオーベルジュという言葉の意味は宿泊施設を備えたレストランのことです。
その土地ならではの食材を使った美味しい料理とお酒を堪能できるのもこちらのホテルの特徴です。
もちろん2食付きではなく、素泊まりという選択肢もありますがぜひここへ泊まられるなら食事をつけてみてください。
ではそのこだわった食事内容を写真で見ていただこうと思います。
ちなみに今回は個室へ通していただきそこで食事をしましたが、恐らくここは銀行の時は来客間として使われていたのではないかという作りでした。
オーベルジュ豊岡1925夕食のコース料理内容について
簡単に写真だけで夕食の内容をお伝えしていきます。
というのも美味しかった記憶はありますが、なんの料理だったかというのが全く覚えていないためです。
普段全く頼まない赤ワインを飲みながらこれらの食事を堪能しました。
メニューがこちらになります。
こんな感じのコース料理でした。
一品一品こだわりの料理だけに非常に美味しく、赤ワインが非常に合う料理たちで満足しました。
食後にはこんな可愛らしいデザートが運ばれてきました。
そしてコーヒーもですが一体どこにピントが合えばこんなひどい写真が撮れるのか、その時の私に問いただしたいぐらいです。(笑)
オーベルジュ豊岡1925朝食の料理内容について
続いては翌朝いただいた朝食の内容についてです。
朝食のメニューはこんな感じです。
メニューの手書き風な感じがまた好きです。
では写真で見ていただきましょう。
これが運ばれてきて真っ先に私が思ったことは、「まるでジブリに出てきそうな朝食」でした。
ボリュームとかは除いて、ハウルの城で食べていたような朝食になんだか似てるなと思ってしまいました。
まさに現代でいう映える料理でしょうね、女性なら喜ぶはずです。
なんて言ったって男の自分が喜んだのですからね。
これが朝から食べれるのは嬉しいですね。
このご飯をいただいたので流石に朝から飲むのはやめました。
特徴③ホテルの至る所が映え!写真の撮りがいしかない
何よりもこの施設の魅力はこの映える館内です。
食事もサービスもいいですがこの館内を目当てに泊まる方が多いでしょう。
せっかくなので文字での説明よりも写真を見ていただきましょう。
この最後のは当時使われていた金庫室がそのまま置かれていました。
とにかく映える場所がたくさんあるので邪魔にならない程度にたくさん撮っちゃいましょう。
特徴④あの有名歌手と同じジャケ写真が撮れる⁈
実は有名な歌手の方がここでジャケ写真を撮られたのはご存知ですか?
Keishi Tanakaさんという歌手がミニアルバム『AVENUE』収録曲の中から「Where You Know」のリリックムービーと「One Love (AVENUE Version)」のミュージックビデオをここで撮られたのです。
それがこの写真です。
まさしく1階の綺麗にタイル貼りされたところの上を歩く姿が撮られています。
自分たちも知らずに予約を入れていて、当日泊まる際に友人がここで撮ったらしいよと見せてくれました。
ミュージックビデオもがっつり館内のいろんなところで撮影されているのでなんだか嬉しくなっちゃいました。
ちなみに全く同じ写真を撮ろうと思うと無理があって、レストラン兼カフェの椅子テーブルが置かれています。
最後にオーベルジュ豊岡1925に泊まってみたいなという方へ
最後にこの記事を読んで「オーベルジュ豊岡1925」に泊まってみたいなという方へ!
他のページへ行って、わざわざ最初から検索する必要もありません。
以下の項目より各宿泊予約サイトにすぐアクセスできて予約が可能です。
都合の良い日を見つけて、すぐに予約しちゃいましょう。
オーベルジュ豊岡1925 歴史ある建物で過ごす時間は日常では感じられない格別感が味わえる
今回はじめて「オーベルジュ豊岡1925」へ宿泊をしてきました。
まさか自分が元銀行という変わったホテルへ泊まるとは思っていなかったので、新鮮そして変わった経験をすることができました。
スタッフの方も親切でなおかつこの空間を崩すことのない感じがまた好きになりました。
豊岡という町の伝統を引き継いでいる姿に感激しました。
とにかく私たちは写真を撮るのが好きなので、館内の至るところが写真映えする感じだったのでとてもいい時間を過ごせました。
兵庫県で宿泊される際はぜひ「オーベルジュ豊岡1925」へ泊まってみてください。
あなたも泊まれば感激間違いなしです。
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[…] 以前兵庫県の銀行跡オーベルジュ豊岡1925や古民家をリノベーションした京町家八重家といち町 を共に宿泊した友人とホテル選びをした際にここの選びました。 […]